氷河期と資産形成
- 秀俊 畑村
- 8月11日
- 読了時間: 1分
「氷河期は、猛烈に寒い冬によって始まったのではなく、少し涼しい夏が続いたことで起こった」といわれています。

夏の気温がわずかに低いと、冬に積もった雪が完全には解けずに残ります。その雪が太陽の光を反射することで地表の温度がさらに下がり、翌年はもっと多くの雪が残るようになります。
この小さな変化が繰り返され、何年、何十年、何百年と積み重なった結果、やがて地球全体を覆うほどの大きな変化につながりました。
モーガン・ハウセルは『サイコロジー・オブ・マネー』の中で、この話を「複利」の力を説明する例として紹介しています。

資産形成も同じです。毎月の積立額や運用利回りの差は、最初のうちは小さく見えます。しかし、その小さな差が長い時間をかけて積み重なると、将来の資産額には大きな違いが生まれます。
大切なのは、短期間で大きな利益を狙うことではありません。
無理のない金額で運用を始め、市場が不安定なときも途中でやめず、長く続けることです。
氷河期を生んだのが「少し涼しい夏」の積み重ねだったように、豊かな将来をつくるのも、今日から始める小さな行動と、それを継続する力なのです。




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